top of page

2026年3月「身近なところに潜む!?酸化還元のおはなし!」中学校企画

 2026年3月5日に、八王子市立松木中学校にて、「身近なところに潜む!?酸化還元のおはなし!」というテーマでサイエンス部の生徒を対象とした実験教室を行いました。


 このページでは、今回扱った2つの実験である、

「ゲーミング反応」

「ビタミンCとうがい薬」

について紹介していきます!






まず、「ゲーミング反応」は、今回の実験教室で初めて行った実験です。

食用色素として使われている青色2号(インジコカルミン)を熱湯に溶かした液体、炭酸ナトリウム、ラムネなどに入っているブドウ糖(グルコース)を溶かした溶液を用意します。青色2号を溶かした液体は青色をしていて、炭酸ナトリウムとブドウ糖を溶かした溶液は無色透明になっています。この2つの溶液を混ぜてしばらく放置すると、なんと赤色になってさらに時間を置くと黄色になるんです!


さらに、この溶液を振ってみると黄色だったのが赤色になり、最後は青色に戻ってしまうんです!

この不思議な反応には酸素のやり取りが関わっています。溶液を混ぜると、青色2号が持っていた酸素をグルコースが奪ってしまいます!青色2号から酸素を奪うことで青色だった色素が赤色、最後には黄色となってしまうんですね。

そして、放置するとグルコースが奪った酸素を青色2号がまた取り戻すことで赤色、そして青色に戻っていくんです。この酸素のやり取りによる反応は「酸化還元反応」といい、中学2年生で習う内容になっています。サイエンス部の生徒たちの中でもすでに学習した生徒がおり、「酸化還元反応はこういったこともできるんだ!」と感動していた生徒もいました。



次に、「ビタミンCとうがい薬」は、昨年の小金井祭でも行った実験です。うがい薬(イソジン)を用いて茶色の褐色の液体を作った後にビタミンCが多く含まれているのど飴(VC3000のど飴)を入れると褐色だった液体が無色透明に戻ります。

実はうがい薬(イソジン)にはヨウ素という物質が含まれています。このヨウ素によってうがい薬は茶色の褐色に色づいているのですが、ビタミンCによってヨウ素がヨウ化物イオンという無色の物質に変えられてしまうんです。このビタミンCによる反応も「酸化還元反応」なんです!この酸化還元反応はゲーミング反応とは少し違ったもので、電子や水素のやり取りによっておこる酸化還元反応なんです!

中学校では「酸素」のやり取りによる酸化還元反応しか扱わないのですが、実は酸化還元反応には「電子」や「水素」のやり取りによる反応もあるんですね。この実験を通して、1つの概念に対して様々な見方ができることを実感してくれたようです。





今回の実験教室は、Aggressive!!では初めての中学校での開催でした。いつもの小学校企画で対象としている児童と異なり、日頃の授業を通してより深く理科を学習しています。そのため、実験内容として「理科の楽しさ・面白さ」を知ってもらうだけでなく、日頃学んでいる内容が身近でどのような所で活用されているのか、一つの内容(今回は「酸化還元反応」)についても一つの見方だけでなくさまざまな見方ができることを実感できるような実験になるように考えながら行いました。



これまで習った内容を活かしながら実験を行い、仕組みを理解することで学校での学びと日常生活での活用方法を結び付けて学んでいたり、これから「酸化還元反応」を学ぶ1年生は酸化還元反応を授業で学習することを楽しみにしながら実験を行っていました!!



 これからも、Aggressive!!は理科の面白さを伝えるため、様々な活動に取り組んでまいります。ご興味をもっていただけましたら、ぜひ本サークル公式SNSのフォローと応援をよろしくお願いいたします!

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加

東京学芸大学公認 理科教育系サークル Aggressive!!

bottom of page