2026年3月「身近な理科を、感じてみよう!!」小学校企画
- tguaggressive
- 6 日前
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2026年3月27日に、練馬区立大泉第六小学校にて「身近な理科を、感じてみよう!!」というテーマで小学1年生から5年生を対象とした実験教室を行いました。
このページでは、今回扱った5つの実験である、
「混ぜるもので色が変わる!? 紫キャベツ液」
「表面張力を体験しよう!」
「静電気を作って遊んでみよう!」
「10円玉をピカピカにしよう!!」
「ビタミンB₂とブラックライト」
について紹介していきます!
まず、「混ぜるもので色が変わる!? 紫キャベツ液」では、
紫キャベツを使って、混ぜるものによって色が変わる不思議な実験を行いました。普段食べている野菜の紫キャベツですが、その汁には、液体の性質によって色が変わる成分が含まれています。
まず、紫キャベツをお湯で煮出して紫色の液を作ります。この液に、お酢やレモン汁を入れると赤っぽい色に変わり、反対に、重曹を溶かした水や石けん水を加えると青色や緑色に変化します。
この色の変化は、液体が酸性・中性・アルカリ性のどの性質をもっているかによって起こります。紫キャベツに含まれる色素(アントシアニン)は、液体の性質によって色が変わるため、まるで色が変わる魔法の水のように見えます。
使用した道具は、紫キャベツの煮汁、プラスチックカップ、クエン酸、塩、重曹です。さまざまな液体を少しずつ混ぜていくことで、色が次々と変わっていく様子を楽しく観察することができました。
この実験を通して、身近な食べ物の中にも科学の不思議が隠れていることや、液体にはそれぞれ異なる性質があることを、目で見て体験することができました。


次に、「表面張力を体験しよう!」では、
水の不思議な性質である「表面張力」を体験する実験を行いました。今回は、プラスチックコップに入れた水が、網を通り抜けずにとどまる様子を観察しました。
まずプラスチックコップに水を入れ、上から網をのせます。そのまま上下をひっくり返すと、普通であれば水は網のすき間からこぼれそうに思えますが、実際には水がまとまったままコップの中にとどまり、すぐには落ちてきません。
これは、水の表面にある分子同士が互いに引き合う力によって、水が一つの膜のようになっているためです。このはたらきを「表面張力」といいます。水の表面が薄い膜のように張ることで、網の小さなすき間を通り抜けにくくなっています。
使用した道具は、プラスチックコップ、細かい網、水です。コップを傾けたり、網に軽く触れたりすると、水の形が変わる様子も観察することができました。
この実験を通して、水には目に見えない力がはたらいていることや、身近な現象の中にも科学の不思議が隠れていることを、実際に見て体験することができました。


次に、「静電気を作って遊んでみよう!」についてです。これは2025年12月本町小実験でも行った実験です。
プラスチックコップとアルミホイルを使って、静電気をためる「ライデン瓶」の実験を行いました。ライデン瓶は、電気をためておくことができる「コンデンサ」の仕組みを、身近な材料で体験できる実験です。
まず、プラスチックコップの外側にアルミホイルを貼り付けたものを2つ作ります。そして静電気を送り込むために切り抜いた短冊形のアルミホイルをそれぞれに付けます。最後に、その2カップを重ねます。
これに、ティッシュペーパーでこすった塩ビパイプを近づけて静電気をためていくと、コップの中に少しずつ電気が蓄えられていきます。
十分に電気をためた後、短冊形のアルミホイル部分に触れると、指先に「パチッ」とした小さな刺激を感じたり、LEDが一瞬光ったりします。目には見えない静電気が、確かにたまっていることを実感できる実験です。
使用した道具は、プラスチックコップ、アルミホイル、金属クリップ、塩ビパイプ、ティッシュペーパー、LEDなどです。身近な材料で、電気をためる仕組みを楽しく学ぶことができます。
この実験を通して、静電気も電気の一種であり、ためたり取り出したりできることを、実際に見て触れて体験することができました。


次に、「10円玉をピカピカにしよう!!」では、
レモン汁を使って、汚れた10円玉をきれいにする実験を行いました。黒ずんだ10円玉にレモン汁を数滴垂らすと、その部分が少しずつきれいになり、本来の銅の色が現れてきます。
使用した道具は、10円玉、レモン汁、ティッシュです。10円玉が黒く見えるのは、表面の銅が空気中の酸素などと反応して、酸化した物質ができているためです。レモン汁には酸の成分が含まれており、この酸が表面の汚れを溶かすことで、もとのきれいな状態に近づけることができます。
また、この実験ではレモン汁以外にも、お酢やケチャップ、炭酸飲料などでも同じように10円玉をきれいにすることができます。これらはいずれも酸性の性質をもっており、汚れの落ち方や速さに違いが見られます。さらに、塩を加えることで、より早く変化が起こる様子も観察することができます。
この実験を通して、身近なものの中にある酸のはたらきや、金属の表面で起こる変化について、目で見て体験することができました。



最後に、「ビタミンB₂とブラックライト」についてです。これは2025年8月科学技術館でも行った実験です。
ブラックライトを使って、身近な飲み物が光る不思議な現象を観察する実験を行いました。
部屋を暗くしてブラックライトを当てると、普段は見えない明るい黄色や緑色の光が浮かび上がります。これは、飲み物に含まれている「ビタミンB₂(リボフラビン)」という成分が、ブラックライトの光に反応して光を出しているためです。
ブラックライトから出る紫外線を受けると、ビタミンB₂はエネルギーを受け取って、その一部を目に見える光として放出します。このような現象を「蛍光」といいます。
使用した道具は、ブラックライト、デカビタ(ブラックライトで蛍光する飲料)、CCレモン・水(ブラックライトで蛍光しない飲料)です。いろいろな飲み物で試すことで、光り方の違いを比べることもできました。
この実験を通して、身近な食品の中にも光に反応する成分が含まれていることや、普段は見えない現象が特別な光によって観察できることを、楽しく体験することができました。



今回は、身近な材料を使いながら、目に見える変化や体験を通して科学のしくみを学ぶことを目的として、「紫キャベツ液」「表面張力」「静電気」「10円玉の洗浄」「ビタミンB₂とブラックライト」というさまざまな分野に関わる実験を行いました。
紫キャベツ液の実験では、混ぜるものによって色が変わる様子を観察し、液体にはそれぞれ異なる性質があることを学びました。表面張力の実験では、水が網を通り抜けずにとどまる様子から、水の表面に働く目に見えない力を体験しました。
また、静電気の実験では、電気をためたり放出したりする体験を通して、普段は感じにくい電気の存在を実感することができました。10円玉をきれいにする実験では、酸のはたらきによって金属の表面が変化する様子を観察し、化学変化についての理解を深めました。
さらに、ビタミンB₂とブラックライトの実験では、普段は見えない光の反応によって物質が光る様子を観察し、「蛍光」という現象に触れました。
これらの実験に共通しているのは、目に見えない性質やしくみを、変化や現象として「見える形」にしている点です。子どもたちは、驚きや発見を通して自然と科学に興味をもち、自ら考えようとする姿が見られました。
身近な材料だからこそ親しみやすく、実際に見て・触れて・感じることで理解が深まる、非常に有意義な活動となりました。
これからも、Aggressive!!は理科の面白さを伝えるため、様々な活動に取り組んでまいります。ご興味をもっていただけましたら、ぜひ本サークル公式SNSのフォローと応援をよろしくお願いいたします!



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