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2026年8月『あぐれ科学万博in科学技術館』―FOREST30周年記念特別企画―

7 日前
読了時間: 5分

 2026年8月9日・10日・14日・17日・29日・30日の計6日間、科学技術館にて、FOREST30周年記念の特別企画として『あぐれ科学万博in科学技術館』を行いました!


 このページでは、今回扱った

「ダイラタンシー」

「液状化現象」

「スペクトル分光」

の3つの実験及び当日の様子を紹介していきます!




 まずは、「ダイラタンシー」の実験についてです。

ダイラタンシー液は、片栗粉と水を1:1の割合で混ぜるだけでできるので、準備がとても簡単で、気軽におうちでもできる実験です!

そのダイラタンシー液を観察してもらったり、実際に触れてもらったりすることによって、ダイラタンシーというのがどういったものなのかを感じてもらうだけでなく、なぜそのようになるのか、わかりやすく解説していきました!


ダイラタンシーというのは、簡単に言うと、「強い衝撃を与えると固体のようにふるまい、優しく触ると液体のようにふるまう性質」のことを言います。

といっても、「???」となるかもしれませんが、つまり、「強くたたくと硬くなり、優しく触ると柔らかくなる」ということです。

 

つくり方は上記の通り、水と片栗粉を1:1の割合で混ぜるだけとなります。では、なぜこの液体がダイラタンシーの性質を示すのでしょうか。

理由は「粒子の配列」です。

ダイラタンシー液の中には、片栗粉の細かい粒子がたくさん入っています。普段は粒子が水の中を動くことができるため、液体のように流れます。

しかし、強い衝撃を与えると、粒子が一気に動いて互いに押し合い、粒子同士が密集した状態になります。このとき、粒子の間にある水も粒子の動きを妨げるため、全体として動きにくくなり、固体のように硬くなります。

一方、ゆっくりと力を加えた場合は、粒子が少しずつ動いて位置を変えることができるため、液体のように流れます。


 

この性質は、実際の製品にも応用されています。例えば、衝撃が加わると硬くなる性質を利用して、スポーツ用のプロテクターなどの防護用品に使われています。

このように、普段は柔らかく、強い衝撃が加わったときには硬くなるという性質が、身を守るために役立っています。

 

 

 次に、「液状化実験」についてです。

この実験は、近年問題になっている「液状化現象」について視覚的に楽しく学べる実験であり、今度の小金井祭でも行う実験となっております!

小さなモデルを作り、実際に子どもたちに液状化を体験してもらったり、大きなモデルを用意し、実際に家の模型を上に乗せて傾けてみることで視覚的に理解してもらいました!

また、液状化の仕組みについてもわかりやすく解説していきました!



液状化現象というのは、簡単に言うと、「地震などの強い揺れによって、水を多く含んだ地面が液体のようになり、建物が沈んだり傾いたりする現象」のことを言います。

 

 行った実験では、水と砂をちょうどいい感じ(砂が完全に湿っているくらい)に混ぜたものを入れ、その上に金属のナット(水・砂に沈むもの)を置き、中にスーパーボール(水・砂に浮くもの)を沈ませた容器を1人一つ配りました。その容器をトントン叩くことで、上にあったはずのナットは下に沈み、中にあったはずのスーパーボールは上に浮いていくという様子を観察していきました。

 

では、なぜこのようなことが起きたのでしょうか。

理由は、「容器をトントン叩くことで、砂の粒が動き、砂の間にあった水が上に移動するから」です。

砂と水を入れた容器を叩くと、砂の粒が動いて下に集まり、その分、水が上に押し出されます。すると、砂と水が混ざったような状態になり、砂が物を支える力が弱くなります。

そのため、重いナットは下に沈み、水に押し上げられたスーパーボールは上に浮いてきます。

実際の地震でも、強い揺れによって同じようなことが起こり、水を多く含んだ地面が液体のようになることで、建物が沈んだり傾いたりします。

 


 最後に、「スペクトル分光」の実験についてです。

この実験では「分光器」というものを使って実際の光を分解して観察してみたり、分光というのは何のためにあるのか、そもそもスペクトルとはなんなのか?など、光の秘密について楽しく学んでいきました!



そもそも、私たちが目にするさまざまな色は、赤・緑・青の3色の光を組み合わせることで表現できます。この3色を『光の三原色』といいます。

分光器は、光を波長ごとに分けて観察するための道具です。例えば、白色光を分光すると、下の図のように虹のようにさまざまな色が並んだスペクトルを観察できます。



では、この分光というのは、なぜ行なわれるのでしょうか?

その答えは、私たちからは遥かに遠い、宇宙にあります。

星というのはそれぞれ光を発しており、私たちはその光を「分光器」を用いて分解します。すると、星によって見えるスペクトルにそれぞれ特徴があることに気がつきます。ある星は青色が強かったり、他の星は赤が強かったり…。この特徴の違いから、その星やその星の周りの成分や温度など、様々なことがわかります。


 今回の科学技術館での実験教室には、のべ1,328名もの方にご来場いただき、Aggressive!!としても過去最大級の規模で実験をお届けすることができました!

 これからも、Aggressive!!は理科の面白さを伝えるため、様々な活動に取り組んでまいります。ご興味をもっていただけましたら、ぜひ本サークル公式SNSのフォローと応援をよろしくお願いいたします!

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